WORKS154
実例データ
- 概要:
-
マンションリノベ
- 床面積:
- 98.8㎡
- 間取り:
- 3LDK→2LDK
- 構造:
- SRC造
- リノベ竣工:
- 2024年12月
- リノベ時築年数:
- 当時築47年
- 施工金額:
- 1,702万円
- 設計金額:
- 上記の15%
- 物件価格:
- –
- 家族構成:
- 1人
- 場所:
- 東京都中野区
築47年!建物の良さを活かした自然光あふれるマンションリノベーション
元々、賃貸でお住まいだったマンションで、同じマンション内で売買物件があり、環境や建物が気に入っておられたことや賃貸更新のタイミングも重なり、物件購入を決断されました。
購入された物件は、都心部ながら緑を感じられる周辺環境と広いルーフバルコニー、3面採光で明るい室内、築古物件ではありますが耐震補強もされており、設計者も羨ましく感じるほどの環境でした。しかし、築年数が古いことでよくある「梁」の存在感、天井の低さをどうカバーするかが、大きなポイントになっていました。
リノベーションをするにあたり頂いたご要望は、ホームパーティーができる空間と在宅ワークがしやすい書斎、自然光を感じられる寝室です。また、浴室とキッチンは、前オーナー様が直近でリフォームをされていたことから設備はそのまま活かすことと、断熱性能を上げることを希望されました。
そこでご提案したのが、間仕切りは少なく天井や床の高さ・素材を変えることで、視線の通りを確保しながらも生活空間の緩やかな住み分けをした住空間です。躯体が玄関からLDKに向けて天井高が上がっていく特徴的なつくりでしたので、それを活かすように玄関エリアの天井高さを抑え、LDKの開放感を際立たせました。
身長の高いお施主様ですので、既存の梁が大きく下がっている部分は、間接照明を仕込み、元から天井が高いように演出をしつつ天井高を取っています。LDKと隣接する書斎は、床高を変え、プライベート時間と仕事時間の棲み分けができるようにしました。
窓がない場所に寝室を配置しましたが、LDKとの間仕切りを段々になっている雁行壁(がんこうへき)にし、コーナー扉を採用し大開口にしたことでLDK越しに自然光が入る空間になっています。
既存を活かしたキッチンは、大谷石を貼った造作カウンターを設けイメージを一新しました。
窓の光を反射するように白をベースにしつつも、各居室で床材を変え空間のエリア分けしています。お施主様のこれから置かれるインテリアカラーを映えさせるよう、柔らかい色味のトーンでまとめ、暮らしの中で、彩を足していくことも楽しめる住まいが完成しました。
BEFORE
AFTER





